スケート靴の比較(ロングスピード、ショートスピード、ホッケー、フィギュア、ショートトラック)

| HOME | Free | skate02 |

更新日 2013-05-05 | 作成日 2008-07-21

DSC_0368.JPG2013年1月2日

スケート靴比較2

DSC_0373.JPG

前回掲載した「スケート靴比較」の続き、その2です。

それぞれのスケートを一生懸命やっている方には悪いですが、
写真に出ている全てのスケートをたしなみました。
北海道に住んでいた子供の頃はロングスピードを、
横浜に引っ越してきて大人になった後は
室内リンクでショートスピード(ハーフスピード)から復活し、
ホッケー、フィギュアと趣向を広げ、
最近ネーブルでショートトラック靴を買ってきて
練習に没頭しています。

DSC_0332.JPG

買ったばかりのショートトラックシューズ。
ブレードはメイプルのプレミアム、
靴はBONTのパトリオットカーボンブーツ。
他のスケート靴と比べて、履いた印象は
筐体が薄くて、固くて、足を入れるのも苦労するが、
一度入れると気持ち悪い位足の形通りに
ピッタリフィットする印象。(熱成型ブーツ)
日本人の足型にも問題ありません。
さすがネーブルのおすすめ。
しいて言えば最初土踏まずの部分がちょっと当たって
気になった。(日本人はヘンペイ足笑)

20121201BONT.jpg

寸法図。
ロングスピードやハーフスピードより
前後1cmずつ位高いですね。

DSC_0387.JPG

ちなみにショートトラックと言いつつ
ブレードの長さはロングスピードと同じ位あります。
これでも私の身長(178cm)にしては1サイズ短いのを買ったので
へたするとロングスピードより長い位。
ホッケーやフィギュア靴から履き替えた時は
クロスステップの時にブレードを引っ掛けないよう注意。

DSC_0336.JPG

ショートトラック靴を裏から見るとこんな感じ。
ブレードの取付位置を、左右の靴とも
コーナーIN側(左側)に寄せたり、
ブレードの向きをIN側に向けたりします。
車バイクで言うインディ500やオートレースの
オーバルセッティング、左コーナー命のようなセッティング。

DSC_0399.JPG

ブレードの固定は前後ボルト1本ずつ・・。
これで大丈夫なんだね。
取付位置はすぐ変えられます。

DSC_0326.JPG
DSC_0331.JPG

ちなみに40年前のロングスピードはリベット止め。

DSC_0364.JPG
DSC_0366.JPG

ハーフスピードもリベット止め。

DSC_0337.JPG
DSC_0339.JPG

ホッケーもリベット止め。

DSC_0342.JPG
DSC_0344.JPG

フィギュアは木ネジ複数本止め。
ある程度調整は可。
但し靴に穴が開くのでそう何回もできない。
(穴埋めするパテも売っている)

あ、フィギュア靴は前回から変わっています。
(2代目)
足底の線図を元に作ったセミオーダー靴です。

CA3H0603.JPG

ショートトラック靴の重さは、
ホッケー靴とほぼ同じだったので、840g位だと思う。
その他の靴の重さはここのブログを参照
ショートトラック靴を履いた後にフィギュア靴を履くと
ものすごく重い感じがして、足が振られますが、
もう慣れました。(使い分けができるようになった)

DSC_0394.JPG

他の靴にない、ショートトラック靴の特徴は、
ブレード自体を左に曲げること(湾曲)。
うーん写真で分かるかなあ、
これは右足の靴を後ろから見ているのだけど、
微妙にコーナーのRに沿って刃が左に曲がってます。
もうコーナリングスペシャルですね。
ネーブルで高価なベンダーを使って曲げてくれました。

よく見ると、ここの刃の固定位置も、左側に寄ってますね。
左右の靴とも、左に寄ってました。
そうやって、靴が氷に擦らないようバンク角を稼ぎます。

DSC_0389.JPG

ちなみに刃の厚さをあらためて。
(デジタルノギスを買ったので)
これは昔のロングスピード。
1.11mmしかありません。
極力摩擦抵抗を減らしてスピードを稼ぐ。

DSC_0390.JPG

ハーフスピード。
1.48mm。ちょっと厚いです。
小径コーナリング荷重の耐久性重視か。

DSC_0391.JPG

ホッケー。
ここから一気に厚くなって約3mm。
刃の底面には俗に言う溝が掘られています。
これはストッピングパワーのグリップ重視。
えぐるように氷に食い付きます。
刃も厚くて頑丈です。

DSC_0392.JPG

そしてフィギュア。
一番厚くて約4.3mm。
これで数回転のジャンプ着地荷重にも耐えます。
溝もあり。
ただしこの位厚いと氷との摩擦抵抗も甚大で
ショートトラック靴から履き替えると
あまりの滑らなさにつんのめりそうになります。
もう慣れたけど。(使い分けできるようになった)

DSC_0393.JPG

そしてショートトラック。
1.38mm。
コーナリング荷重もあるので
ロングスピードほど薄くはありません。
ストレートはかないませんが、
刃の底面の曲面と、刃自体の曲げによって
60×30mリンクをフルバンクした時に
刃がピターッと前後全て氷面に一致するようになっていて
(ネーブルで検査パネルに当てて見せてくれました)
室内リンクの速度はこちらが上です

skate1223blade.jpg

刃の厚さを比較するとこんな感じ。
スケートによってみんな違うんだね。

DSC_0351.JPG

スケートの靴の世界も
車バイクと同じようにカーボンが
当たり前になってきました。

DSC_0385.JPG
20121207skate-blade.jpg

上図の、原寸大のPDFファイルはこちら↓
http://www.blueskyfuji.jp/_userdata/20121203skate-blade.pdf

最後に刃の底面の曲面比較。
スピードスケートの研ぎ台の上で
色鉛筆でなぞってみました。
およそこんな感じかと思います。

ホッケーやフィギュアは、点の接地、
スピード系は、刃全体の接地になります。

ホッケーやフィギュアはキャスター効果で重心より
後ろの点で接地することによって直進性を保っています。
ゆえにフィギュアからショートトラックに履き替えると
荷重を後ろにかけるように滑ってしまっているのが分かります。
これでは刃全体に荷重がかからず、コーナーでは
前の刃が食い付かずどんどん膨らんでしまいます。
(いわゆるアンダーステア笑)
スピードに履き替えた時は、キャスターは関係ないので
荷重をフラットかむしろ前方、刃全体にしっかりかけて
かつ前に突き進むように滑ることが肝要です。

いや難しいね。

Blog

Photo Gallery

SUZUKI Jimny

MAZDA AZ-1

ZX-12R

GTR125

CRM250R

Racing Kart

その他

特許

更新情報 / Update Information

その他

2013/5/4更新a_btn155.gif
ジムニー車中泊奥多摩
May. 4, 2013 Update →Go

リンク / Link

Mortoring Support

image001.gif
気軽に受講できる
ペーパードライバー教習サイト
(注:アフィリエイトではありません。素朴な友人です笑)

Driving Lesson Site.
(My Friend Site)