ヤマハ GTR125(台湾2005年キャブ仕様) キャブヒーター取付1

2006/11/25

経緯)

2006年2月にGTR125を購入したが、
その冬はキャブレターのアイシング現象が酷かった。
噂には聞いていたが、正直ここまでは予想していなかった。
使用地が横浜ふぜいのため、たかをくくっていたが
とにかく寒い朝、夜はアイドリングが効かない。
〜10分、15分近く走行し、エンジンが完全に暖まり切るまで
信号待ちはシビアに吹かしていないと止まってしまう。

更に冷え込んだ雨の日は最悪。
永遠に暖まらず、ミスファイアの連続で
信号待ちは遠心クラッチがつながる位大きく吹かしていないと落ちる。
一度エンストするとエンジンがかからない。
信号待ちの度に心臓に悪い思いをする。

素人のできる範囲で、プラグを色々換えてみたり、
エアスクリューを濃くしたりしてみたが、
根本的な解決にはならず。

購入したバイク屋も情報調べてくれたが
キャブヒーターの装着されていない台湾仕様に
後付けでキャブヒーターを取り付ければ解決すると思うが
以前姉妹車のシグナスX125台湾仕様を見た時は
キャブヒーター取付用のネジ穴がキャブレターに切ってなかった、
なので取付は大掛かりなことになるかも..とのことだったので
そこまでやるつもりはないので別な方法を考えることにした。

そうこうしているうちに春が来て症状は出なくなったが
(暖かいうちは快調そのもの)
また冬が来るにあたって対策を再開することにした。

もともと自分で選んで買ったバイクであるし
(台湾仕様車は冬調子悪いことも知ってて買った)
自分で何とかしてみたい。
こちらとしてもそれなりにバイク歴は長いので、少々プライドもある。
(・・あくまで素人の範ちゅうだが)

素人の考えでキャブレター周りをガムテープで覆って、
冷たい外気が当たらないようにしてみた。
足元のシート下の冷却スリットも、ガムテープでふさいでみた。
走行後スリットのテープ部分を触ってみると、結構温かくなっている。
アイドリング回転も少しでも止まりづらいよう上げてみた。
(それだけで燃費がリッター1km落ちた)
これで何とか今年の冬を乗り切れるか?

が、色々なバイクオーナーのホームページを見てみると、
そんなことはどうも付け焼刃に過ぎないらしい。
本当に冷え込んだ日が来たら、意味がないと。

調べたところによると
アイシング現象とは、キャブレター内部のガソリンを気化する部分が
気化熱を奪い(冷蔵庫を冷やすのと同じ原理)、
外気よりも5度C程低くなる症状を言う。
それで吸気したエア中の水分が結露してキャブレター内面に凍り付き、
スロットルバルブがふさがってアイドリング等が効かなくなるそうだ。
なるほど。
だから外気温が氷点下以下でなくとも、凍り付いて調子悪くなる。

また湿度が高い日は更にこの症状が酷くなるそうである。
冷え込んだ雨の日が一層調子悪くなるのもこれで合点がいく。

更に調べたところ、キャブヒーター取付用のネジ穴がなくとも、
キャブレターに強力接着剤でヒーターを取り付けるキットがあることが
判明した。
どうもヤマハ・マジェスティ125台湾車もネジ穴がないらしく、
この手法のマジェスティ125用のキットが売っている。
GTR125も似たようなもの?だと思い、
このマジェスティ125用のキットを取り寄せ、
取り付けてみることにした。

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